新宮市から紀伊勝浦へ出かけるなら、普段は車を利用するという家庭が多いのではないでしょうか。
車なら30分ほどで行ける身近な場所ですが、小さな子どもと一緒なら、あえて電車で出かけてみるのもおすすめです。
新宮駅から紀伊勝浦駅までは普通列車で20~25分ほど。乗り換えもなく、長時間の乗車ではないため、「子どもを一度電車に乗せてあげたい」「初めての電車旅をしてみたい」という家庭にも挑戦しやすい距離です。普通列車なら片道大人240円、こども120円で利用できます。
紀伊勝浦駅に着いたら、無料の足湯や勝浦漁港、ランチなどを楽しんで、午後には新宮へ。
今回は、新宮を午前中に出発して、紀伊勝浦を楽しみ、午後に帰ってくる親子の半日プチ旅行を紹介します。
この記事でわかること
- 新宮駅から紀伊勝浦駅までの運賃・所要時間
- 親子で楽しめる半日モデルコース
- 紀伊勝浦駅周辺で立ち寄りたいスポット
- 子どもと楽しめる無料の足湯
- 勝浦漁港にぎわい市場でのランチ
- 帰りに特急くろしおを利用するプラン
- 新宮駅まで車で行く場合の駐車場
新宮から紀伊勝浦なら「初めての電車旅」にもちょうどいい
新宮駅から紀伊勝浦駅までは14.9km。
普通列車なら三輪崎、紀伊佐野、宇久井、那智、紀伊天満を経由し、20~25分ほどで紀伊勝浦駅へ到着します。乗り換えはありません。
普通列車を利用した場合の運賃は次のとおりです。
| 区分 | 片道 | 往復 |
|---|---|---|
| 大人 | 240円 | 480円 |
| こども | 120円 | 240円 |
新宮から大阪や名古屋へ行くような長距離の電車旅とは違い、「ちょっと乗ってみる」くらいの感覚で楽しめるのがポイントです。
電車に慣れていない小さな子どもでも、20分程度なら比較的チャレンジしやすいでしょう。
新宮駅までは車で行ってもOK
「電車でお出かけ」といっても、自宅から新宮駅まで公共交通機関で移動する必要はありません。
普段通り車で新宮駅まで行き、駅周辺の駐車場に車を停めて、新宮駅から親子の電車旅をスタートする方法があります。
新宮駅周辺には、駅東側に隣接する市営駐車場「はまゆう」や、最大料金が設定されたコインパーキングがあります。
駐車料金や駅までの距離については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

小さな子ども連れの場合は、駐車料金だけでなく、駅まで歩く距離や荷物の量も考えて選ぶとよさそうです。
親子で楽しむ「新宮→紀伊勝浦」半日モデルコース
実際にどんなスケジュールになるのか、2026年10月時点のJRダイヤなどをもとに一例を考えてみました。
| 時間の目安 | 内容 |
|---|---|
| 9:42 | 新宮駅から普通列車で出発 |
| 10:06ごろ | 紀伊勝浦駅に到着 |
| 10:10ごろ | 駅前の「滝乃湯」で足湯 |
| 10:30ごろ | 勝浦漁港方面へ歩いて散策 |
| 11:00ごろ | 海乃湯・勝浦漁港周辺を楽しむ |
| 11:30ごろ | 勝浦漁港にぎわい市場でランチ |
| 12:30ごろ | お土産などを見ながら駅方面へ |
| 13:30 | 紀伊勝浦駅から特急くろしおで新宮へ |
| 13:53 | 新宮駅に到着 |

新宮駅の9:42発は普通紀伊田辺行き。帰りは13:30紀伊勝浦発の特急くろしおを利用すると、新宮駅には13:53に到着します。
朝早すぎず、帰宅も午後2時台。小さな子どもとの「半日お出かけ」として組みやすい時間帯です。
※列車の時刻はダイヤ改正などで変更される場合があります。実際に出かける際はJR西日本の最新時刻表をご確認ください。
紀伊勝浦駅に着いたら、まずは駅前の無料足湯へ

紀伊勝浦駅に到着して最初に立ち寄りやすいのが、駅前にある足湯「滝乃湯」です。
なんと、紀伊勝浦駅から徒歩数秒。
利用時間は6:00~22:00で、料金は無料。定休日もありません。ただし、メンテナンスなどで休止する場合があります。
電車から降りてすぐ足湯に入れるので、
「電車に乗る」
↓
「駅を降りたら温泉に足をつける」
というだけでも、子どもにとってはなかなか楽しい体験になりそうです。
足湯を利用するつもりなら、子ども用のタオルを1枚持っていくと便利です。
ズボンの裾を濡らしてしまうことも考えて、小さな子どもなら着替えがあるとさらに安心でしょう。
勝浦漁港まで歩いてみよう

足湯を楽しんだら、駅から勝浦漁港方面へ歩いてみましょう。
那智勝浦町観光サイトでは、紀伊勝浦駅から勝浦魚市場や足湯まで徒歩約5分と案内されています。
駅を降りてから長時間歩かなくても港まで行けるため、小さな子どもとの散策にも組み込みやすいのが紀伊勝浦の魅力です。
港に着けば、普段の車移動とはまた違った景色が広がります。
船を眺めたり、海を見たりしながら歩くだけでも、ちょっとした旅行気分を味わえます。
海を眺めながら「海乃湯」でもう一度足湯
勝浦漁港まで来たら、海の湯に立ち寄るのもおすすめです。
海乃湯は勝浦漁港内にあり、海や船を眺めながら楽しめる大型の足湯です。
こちらも6:00~22:00、無料、無休。紀伊勝浦駅から徒歩3分程度と案内されています。
「駅前でも足湯に入ったのに、また?」と思うかもしれませんが、子どもにとってはこういう寄り道も楽しいもの。
時間に余裕があれば、
駅前の滝乃湯 → 港まで散歩 → 海乃湯
と、ちょっとした「足湯めぐり」にしてみるのもよさそうです。
お昼は「勝浦漁港にぎわい市場」へ

ランチの候補にしやすいのが、勝浦漁港にある勝浦漁港にぎわい市場です。
那智勝浦といえば生まぐろ。
勝浦漁港は、生のまま水揚げされるまぐろの水揚げで知られており、にぎわい市場では漁港で水揚げされた生まぐろを中心に、まぐろ丼や寿司などを楽しめます。
営業時間は8:00~16:00で、飲食ブースのラストオーダーは15:30。通常は毎週火曜日が休館日ですが、イベントなどで変更される場合があります。
今回のモデルプランなら11時台に到着できるので、ランチにも利用しやすい時間帯です。
親は生まぐろを楽しみ、子どもは食べられるものを探しながら市場を見て回る。これも車で目的地へ直行するお出かけとは少し違った楽しみ方です。
13時30分の「くろしお」で新宮へ帰るのがおすすめ

今回のモデルプランでポイントになるのが帰りです。
行きと同じ普通列車で帰ってももちろん構いませんが、電車好きの子どもなら、帰りだけ特急くろしおに乗ってみるのもおすすめです。
紀伊勝浦駅13:30発のくろしお5号なら、新宮駅には13:53着。乗車時間は約23分です。
つまり、
行き:普通列車
帰り:特急くろしお
にすれば、一度のお出かけで2種類の列車を体験できます。
「今日は電車に乗ること自体がお出かけ」という今回のテーマにもぴったりです。
大人なら「トク特チケットレス」で特急券300円
紀伊勝浦~新宮間では、JR西日本の「トク特チケットレス」を利用できます。
2026年9月1日~2027年3月31日の設定では、紀伊勝浦~新宮間の特急券が大人300円。別途、乗車券が必要です。
「トク特チケットレス」は、JR西日本のインターネット予約サービス「e5489(いいごよやく)」限定の商品です。
e5489は、スマートフォンやパソコンから新幹線や特急列車のきっぷを予約できるサービス。「いいごよやく(いい予約)」の名前の通り、インターネット上で座席の予約や変更などができます。
トク特チケットレスは乗車日の前日と当日に購入できるため、今回のように「帰りだけ紀伊勝浦からくろしおに乗ってみよう」という使い方にも便利です。
ただし、注意したいのがこども用の設定がないこと。
親子で利用する場合、親はトク特チケットレスを利用し、子どもは通常のこども用特急券を購入するなど、きっぷの用意がそれぞれ異なります。
「帰りだけ、ちょっと特別にくろしお」という使い方なら、利用を検討してみてもよさそうです。
「トク特チケットレス」についての詳細は、JRおでかけねっとの公式サイトをご確認ください。
期間中なら「くろしお乗車記念証」ももらえる
さらに、2026年10月1日~12月20日にこのコースを楽しむなら、もう一つお楽しみがあります。
期間中、特急くろしおを利用して新宮駅に到着した方には、先着1,000枚限定で「特急くろしお号ご乗車記念証」が配布されます。
今回紹介した
新宮→紀伊勝浦:普通列車
紀伊勝浦→新宮:特急くろしお
というプランなら、帰りの列車が「新宮駅着のくろしお」になるため対象です。
つまり、親子で電車旅を楽しんだあと、記念証を持ち帰ることもできます。
新宮市民が記念証をもらう方法や受け取り場所、条件については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

記念証の配布は先着順なので、期間中に利用する場合は配布状況も確認しておきましょう。
もっと遊びたいなら紀の松島めぐりという選択肢も
半日ではなく、もう少し紀伊勝浦で過ごしたいなら、観光桟橋から船に乗るプランもあります。
那智勝浦町観光サイトでは、紀の松島めぐりの乗船場となる観光桟橋は紀伊勝浦駅から徒歩約5分と案内されています。
紀の松島めぐり・紀の松島観光㈱では、海上から紀の松島の景観を楽しめます。
「電車+船」となれば、乗り物好きの子どもにはさらに楽しい一日になりそうです。
ただし、船を組み込むと半日より一日コースに近くなるため、今回のモデルプランとは別に考えた方が余裕があります。
運航状況は天候などにも左右されるため、利用する場合は当日の運航情報を確認してください。
小さな子どもとの紀伊勝浦電車旅で持っていきたいもの
今回のコースは近場なので大きな旅行バッグは必要ありませんが、小さな子ども連れなら少し準備しておくと安心です。
特にあると便利なのが、足湯用のタオル、子どもの着替え、飲み物、ちょっとしたおやつです。
足湯ではズボンや靴下を濡らす可能性がありますし、帰りの電車を待つ時間に子どもがお腹を空かせることもあります。
また、紀勢本線は都市部の鉄道ほど本数が多くありません。
「疲れたから、今すぐ帰ろう」と思っても、次の電車まで時間が空く場合があります。
出発前に帰りの候補を2本程度確認しておくと安心です。
まずは「紀伊勝浦まで」が親子の電車デビューにちょうどいい
新宮から紀伊勝浦は、普段なら車で気軽に出かけられる距離です。
だからこそ、親子で初めて電車に乗ってみる目的地としてもちょうどいいのではないでしょうか。
9時台に新宮を出発して、駅前で足湯に入り、勝浦漁港を散策。にぎわい市場でお昼を食べたら、帰りはちょっと特別にくろしおへ。
午後2時ごろには新宮へ戻ってこられるので、丸一日の旅行ほど構える必要もありません。
大人にとっては見慣れた紀伊勝浦でも、子どもにとっては「電車に乗って行った場所」になるだけで、少し違った思い出になるはずです。
いつもの休日に、「今日は車じゃなくて電車で勝浦へ行ってみようか」という選択肢を加えてみてはいかがでしょうか。
※運賃・ダイヤ・施設の営業時間などは2026年9月時点で確認した情報をもとにしています。列車の運行時刻や施設の営業日は変更される場合があるため、お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。



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