新宮市周辺で暮らしていると、家族でのお出かけは車が中心という家庭も多いのではないでしょうか。
買い物も休日のお出かけも車の方が便利で、大人になると「そういえば、もう何年も電車に乗っていない」という方もいるかもしれません。
一方、小さな子どもにとっては、電車に乗ることそのものが特別な体験です。
駅のホームで電車を待ったり、窓からいつもと違う景色を眺めたり。普段なら車で向かう紀伊勝浦や太地、串本も、電車で行くだけでちょっとした旅行になります。
「電車でお出かけ」といっても、自宅から新宮駅まで車を使ってももちろんOK。
新宮駅までは車、そこからは親子で電車。
今回はそんな気軽なスタイルで楽しめる、新宮駅発の親子のプチ電車旅を紹介します。
この記事でわかること
- 新宮駅から子どもと電車で行きやすいお出かけ先
- 紀伊勝浦・太地・串本への親子旅の楽しみ方
- 初めての電車旅におすすめの行き先
- 新宮駅まで車で行く場合の駐車場
- 普通列車と特急くろしおを組み合わせる楽しみ方
- 小さな子どもとの電車旅で確認しておきたいポイント
たまには車を置いて、親子で電車に乗ってみよう
新宮市から紀伊勝浦や太地、串本へ出かけるなら、普段は車を選ぶ家庭も多いでしょう。
荷物を積めて、好きな時間に出発でき、子どもが疲れたときにも対応しやすい。子育て世帯にとって、車が便利なのは間違いありません。
だからこそ、休日の一日だけは「移動することそのものを楽しむ」と考えて、電車を選んでみるのも面白そうです。
小さな子どもなら、目的地に着く前から楽しみは始まっています。
新宮駅で電車がホームに入ってくるところを見たり、座席に座って車窓を眺めたり、途中の駅で停車するたびに駅名を確認したり。
大人にとっては何気ない移動でも、子どもにとっては一つひとつが新鮮な体験になります。
遠くまで旅行しなくても、近場で十分「電車旅」を楽しめます。
新宮駅までは車で行ってもOK
「電車で出かけたいけれど、自宅から新宮駅まで行くのが大変」という家庭もあるでしょう。
そんな場合は、無理に自宅から公共交通機関を利用する必要はありません。
自宅から新宮駅まではいつも通り車で移動し、駅周辺に車を停めて、そこから電車に乗るという方法があります。
新宮駅周辺には、駅東側に隣接する市営駐車場「はまゆう」をはじめ、長時間利用できる駐車場があります。
料金や最大料金、新宮駅までの距離などについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

小さな子どもがいる場合は、料金だけでなく、新宮駅まで歩く距離や荷物の量も考えて駐車場を選ぶとよさそうです。
まずは紀伊勝浦へ!短い距離でも十分な電車旅
「子どもを電車に乗せてみたい」という家庭に、まず候補にしたいのが紀伊勝浦です。
新宮駅から紀伊勝浦駅までは約15km。普通列車なら乗り換えなしで行くことができ、列車によって異なりますが20分前後で到着します。
普通列車の乗車券は片道大人240円、こども120円です。
長時間電車に乗る必要がないので、
「ちゃんと座っていられるかな」
「途中で飽きないかな」
「初めてだから、いきなり長時間はちょっと心配」
という場合にも挑戦しやすい距離です。
紀伊勝浦駅に着いたら駅周辺をぶらり
紀伊勝浦なら、「何か大きな目的地を決めなければ」と考える必要もありません。
駅周辺を歩いてみたり、ランチを食べたり、おやつを買ったりして、また電車で新宮へ帰ってくるだけでも十分です。
普段なら車で20~30分ほどで向かう身近な場所でも、電車で行けば子どもにとってはちょっとした旅行。
「電車に乗ることが今日のメインイベント」くらいの気軽さでもよさそうです。
行きは普通列車、帰りは「くろしお」も楽しそう
電車が好きな子どもなら、行きと帰りで違う列車を利用する方法もあります。
たとえば、
新宮→紀伊勝浦:普通列車
紀伊勝浦→新宮:特急くろしお
という組み合わせです。
短いお出かけでも、普通列車と特急列車の両方に乗ることができます。
2026年10月1日から12月20日までは、特急くろしおを利用して新宮駅に到着した方を対象に、先着1,000枚限定で「特急くろしお号ご乗車記念証」も配布されます。
新宮駅からくろしおに乗るだけでは対象になりませんが、紀伊勝浦からくろしおに乗って新宮駅へ戻れば対象になります。
配布条件や、新宮市民が記念証を受け取る方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

期間中に親子でくろしおに乗るなら、電車旅の思い出の一つとしてチェックしてみてください。
太地へ!電車とバスを乗り継いで「くじらの博物館」へ
「電車に乗ったあと、子どもがしっかり遊べるところへ行きたい」という家庭なら、太地もおすすめです。
目的地にしやすいのが「太地町立くじらの博物館」。
新宮駅から太地駅まで電車で向かい、太地駅からは太地町営じゅんかんバスを利用できます。
太地駅から「くじら館前」まではバスで約10分。バス停を降りると博物館はすぐです。
つまり、
新宮駅 → 電車 → 太地駅 → 町営バス → くじらの博物館
というルートになります。
電車だけでなくバスにも乗れるので、乗り物が好きな子どもなら、目的地へ向かう途中から楽しめそうです。
クジラやイルカを間近で楽しめる
太地町立くじらの博物館では、クジラに関するさまざまな展示を見ることができます。
館内の水族館では小型鯨類や魚類などを観察できるほか、イルカやゴンドウのショー、ふれあいイベントなども行われています。
2026年9月現在、営業時間は8:30~17:00で年中無休。入館料は高校生以上1,800円、小中学生900円、同伴する幼児は無料です。悪天候や動物の状況などによって、イベントの変更・中止や臨時休館となる場合があります。
紀伊勝浦よりも移動の工程が増えるので、
紀伊勝浦=まずは気軽な電車旅
太地=電車+バス+お出かけスポット
という感覚で選ぶのもよさそうです。
串本へ!もう少し長く電車旅を楽しみたい日に
「せっかく電車に乗るなら、もう少し長く楽しみたい」という家庭は、串本まで足を延ばしてみるのもよいでしょう。
紀伊勝浦や太地より新宮から離れているため、子どもにとっても「電車で旅行に来た」という感覚が強くなります。
串本方面で子どもとのお出かけ先として候補になるのが「串本海中公園」です。
水族館や海中展望塔などがあり、串本の海に暮らす生き物を観察できます。
2026年9月現在、営業時間は9:00~16:30、最終入場は16:00。年中無休となっています。
串本駅から無料送迎バスを利用できる
串本海中公園は串本駅から離れていますが、JR串本駅と串本海中公園を結ぶ無料送迎シャトルバスが運行されています。
串本駅では駅前ロータリーのバス停から乗車できます。
定員は28人で、予約や座席指定はできず先着順です。遅延や台風、満席などによって利用できない場合もあります。
そのため、
新宮駅 → 電車 → 串本駅 → 無料送迎バス → 串本海中公園
という日帰りコースを組むことができます。
紀伊勝浦や太地と比べて移動時間も長くなるので、「今日はちょっとした旅行をしよう」という日に向いています。
どこに行く?3つのプチ電車旅を比較
「最初はどこにしよう?」と迷ったら、子どもの年齢や電車への慣れ具合、目的に合わせて選んでみましょう。
| 行き先 | こんな家庭におすすめ | 楽しみ方 |
|---|---|---|
| 紀伊勝浦 | 初めて電車に乗せてみたい | 短時間の電車旅+駅周辺散策 |
| 太地 | 電車以外の乗り物や施設も楽しみたい | 電車+町営バス+くじらの博物館 |
| 串本 | もう少し長く電車旅を楽しみたい | 電車+送迎バス+串本海中公園 |
小さな子どもとの初めての電車旅なら、まずは紀伊勝浦まで行って帰ってくるだけでも十分です。
慣れてきたら太地、さらに一日のお出かけとして楽しみたいなら串本、と少しずつ距離を延ばしていくのも面白いでしょう。
小さな子どもと電車に乗るときに確認しておきたいこと
親子で電車旅をするなら、目的地だけでなく帰りの電車まで先に確認しておくのがおすすめです。
車なら「そろそろ帰ろうか」と思ったタイミングで出発できますが、電車の場合はそうはいきません。
特に紀勢本線では、一本乗り遅れると次の列車まで時間が空くことがあります。
太地や串本のようにバスを利用する場合は、JRの時刻だけでなく、バスの時刻も合わせて確認しておきましょう。
また、小さな子どもとのお出かけでは、
- 帰りの電車の時間
- 駅や目的地のトイレ
- 食事をする場所
- ベビーカーの利用
- お昼寝の時間
- 雨が降った場合の予定
なども事前に考えておくと安心です。
JR西日本では、原則として6歳から12歳未満が「こども」となり、6歳でも小学校入学前は「幼児」、1歳から6歳未満も「幼児」と区分されています。「こども」の乗車券や特急券などは基本的に大人の半額です。幼児・乳児については同行人数などによって運賃が必要になる場合があります。
運賃や列車・バスのダイヤ、施設の営業情報などは変更されることがあるため、出発前には最新の公式情報を確認してください。
いつもの場所も、電車ならちょっとした旅行に
新宮市周辺では、普段の生活に車が欠かせません。
子どもとのお出かけでも、荷物を積めて、好きな時間に移動できる車はやはり便利です。
だからといって、「電車で出かけるなら大旅行をしなければ」と考える必要はありません。
自宅から新宮駅までは車で行き、駅周辺に車を置いたら、そこから親子で電車へ。
紀伊勝浦まで行ってランチを食べて帰ってくる。太地まで電車とバスを乗り継いでみる。少し足を延ばして串本まで行ってみる。
普段は車で訪れている場所でも、移動手段を電車に変えるだけで、子どもにとってはいつもと違う一日になります。
次の休日は、目的地だけでなく、「電車に乗ること」そのものを楽しむ親子のお出かけを選んでみてはいかがでしょうか。



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