新宮市でも、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が気になる季節になってきました。
子どもや高齢者については予防接種の助成・定期接種制度がありますが、高校生以上の方や働く世代の場合、「自分も補助を受けられる?」「いくらくらいかかる?」「どこで接種できる?」と分かりにくい部分もあります。
基本的に、高校生から64歳までの方がインフルエンザや新型コロナワクチンを接種する場合は、任意接種となり、費用は原則として全額自己負担です。
この記事では、2026年秋の新宮市周辺の状況を踏まえ、インフルエンザ・新型コロナワクチンの費用や接種方法、現在の感染状況などを紹介します。
この記事でわかること
- インフルエンザ・新型コロナワクチンの費用
- 新宮市の助成対象になる人・ならない人
- 新宮市で接種できる医療機関について
- 2026年9月現在のインフルエンザ・新型コロナの感染状況
- 接種前に確認しておきたいポイント
インフルエンザ・新型コロナワクチンは原則「任意接種」
高校生以上から64歳までの方がインフルエンザや新型コロナワクチンを接種する場合、基本的には任意接種となります。
任意接種の場合は健康保険が適用されず、原則として接種費用は全額自己負担です。
ただし、60〜64歳の方のうち、心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能に一定の障害がある方については、インフルエンザ・新型コロナともに定期接種の対象となる場合があります。
新宮市では、該当する60〜64歳の方と65歳以上の方を対象に、2026年度もインフルエンザ・新型コロナワクチンの定期接種を実施しています。
高齢者の接種期間や自己負担額については、「【2026年度】新宮市の高齢者インフルエンザ・新型コロナ予防接種」について紹介した記事もあわせてご確認ください。

また、中学生までの子どものインフルエンザ予防接種については、新宮市独自の費用助成があります。
子どものインフルエンザやおたふくかぜの予防接種については、「新宮市の子どものインフルエンザ・おたふくかぜ予防接種費用助成」を紹介した記事で詳しくまとめています。

インフルエンザ予防接種の費用はどのくらい?
任意接種の料金は医療機関がそれぞれ設定しているため、接種する場所によって異なります。
新宮市内では、1回4,000円前後がひとつの目安になりそうです。
たとえば、2026年9月現在、みね内科クリニックでは自費でのインフルエンザワクチン接種料金を4,200円(税込)と案内しています。
また、新宮市国民健康保険直営熊野川診療所では、インフルエンザワクチンの料金が1回3,940円とされています。
そのため、接種を検討する場合は3,500円〜5,000円程度をひとつの目安として考えておくとよいでしょう。
ただし、料金は医療機関によって異なるほか、変更される場合もあります。実際に接種する際は、予約時に料金も確認しておくと安心です。
新型コロナワクチンも原則として全額自己負担
新型コロナワクチンについても、65歳以上の方など定期接種の対象者を除き、希望する場合は任意接種となります。
2024年3月末で全額公費による接種は終了しており、2024年4月以降、定期接種の対象とならない方は自費で接種する仕組みに変わっています。
新型コロナワクチンは、インフルエンザワクチンより接種料金が高くなる傾向があります。
新宮市国民健康保険直営熊野川診療所では、新型コロナワクチン1回14,280円と案内されています。
ただし、こちらも医療機関や使用するワクチンなどによって料金が異なる可能性があります。
「いくらで接種できるか」を確認してから予約するのがおすすめです。
会社や健康保険組合から補助が出る場合も
市の助成対象にならない場合でも、勤務先の福利厚生や加入している健康保険組合などから、予防接種費用の補助を受けられるケースがあります。
特にインフルエンザ予防接種については、会社が費用の一部または全額を負担したり、健康保険組合が補助制度を設けたりしていることがあります。
接種前に、
- 勤務先の福利厚生制度
- 加入している健康保険組合
- 共済組合などの補助制度
を一度確認してみるとよいでしょう。
領収書の提出が必要になる場合もあるため、補助を利用する可能性がある方は、接種後の領収書を保管しておきましょう。
新宮市ではどこで接種できる?
インフルエンザや新型コロナワクチンは、新宮市内の複数の医療機関で接種できます。
ただし、高齢者向けの定期接種を実施している医療機関が、すべての年齢の任意接種にも対応しているとは限りません。
また、予約の必要性や接種開始時期、ワクチンの在庫、対象年齢なども医療機関によって異なります。
たとえば、みね内科クリニックでは2026年9月14日から10歳以上を対象にインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
新宮市立医療センターについても、厚生労働省の「医療情報ネット」ではインフルエンザ予防接種に対応している医療機関として掲載されており、事前予約が必要とされています。
接種を希望する場合は、「インフルエンザ(または新型コロナワクチン)の自費接種を受けたい」と医療機関へ直接問い合わせるのが確実です。
料金についても、その際に確認しておきましょう。
2026年はインフルエンザの流行入りが早め
2026年は、例年より早い時期からインフルエンザの感染者が増えています。
新宮市も、高齢者を対象としたインフルエンザの定期接種について、「今年度はインフルエンザの流行入りが早いため」として、9月14日から前倒しで開始しました。
和歌山県感染症情報センターが公表した2026年第37週(9月7日〜13日)のデータでは、和歌山県全体のインフルエンザの定点当たり患者報告数は2.38人でした。
前週の1.76人から増加しています。
全国でも前週の3.29人から5.54人へ増えており、秋の早い段階から増加傾向がみられます。
なお、第37週の新宮保健所管内では、インフルエンザの定点医療機関からの患者報告はありませんでした。
ただし、定点報告は地域のすべての患者数を集計したものではありません。新宮市内で感染者がまったくいないという意味ではないため、今後の推移を確認していく必要があります。
新宮保健所管内では新型コロナの報告数が県内最多
一方、2026年9月現在、新宮地域で特に注意しておきたいのが新型コロナウイルス感染症です。
2026年第37週(9月7日〜13日)の和歌山県全体の定点当たり患者報告数は3.11人で、前週の3.04人からわずかに増加しました。
全国は2.44人となっており、和歌山県は全国をやや上回っています。
さらに、新宮保健所管内では定点当たり15.33人となり、県内の保健所管内で最も高い数値となっています。
前週の8.33人からも大きく増加しているため、「現在は落ち着いている」とはいえない状況です。
定点当たり報告数は、指定された医療機関から報告された患者数をもとに算出する指標です。特に新宮保健所管内は定点医療機関の数が限られているため、患者数の増減によって数値が大きく動く場合があります。
それでも、2026年9月中旬時点では新宮地域で新型コロナの患者報告が増えていることは、頭に入れておいたほうがよさそうです。
ワクチン接種だけでなく基本的な感染対策も
インフルエンザや新型コロナの予防では、ワクチン接種だけですべての感染を防げるわけではありません。
和歌山県も、インフルエンザについては手洗いや咳エチケット、ワクチン接種などを、新型コロナについては手洗い・手指消毒、効果的な換気、状況に応じたマスクの着脱などを感染対策として挙げています。
これから秋から冬にかけて人が集まる機会も増えてきます。
接種を希望する方は、流行状況や自身の体調、基礎疾患なども踏まえ、必要に応じてかかりつけ医などに相談してみてください。
接種を考えている方は早めに医療機関へ確認を
2026年はインフルエンザの流行入りが早く、新宮市でも高齢者の定期接種が例年より早くスタートしています。
また、新宮保健所管内では9月中旬、新型コロナの定点当たり患者報告数が県内で最も高くなっています。
高校生から64歳までの多くの方は、インフルエンザ・新型コロナともに原則として任意接種となり、費用も自己負担です。
一方で、勤務先や健康保険組合などの補助を利用できる場合もあります。
接種を希望する方は、医療機関へ「接種できるか」「予約は必要か」「料金はいくらか」を確認したうえで予約するとスムーズです。
なお、子どもや高齢者については新宮市の助成・定期接種制度があります。それぞれ対象や自己負担額が異なるため、対象となる方は関連記事もあわせてご確認ください。
参照元:新宮市 高齢者のインフルエンザ・新型コロナ予防接種のお知らせ、任意予防接種費用の一部助成について、新宮市国民健康保険直営熊野川診療所、和歌山県感染症情報センター 和歌山県感染症報告(WIDR)2026年第37週、厚生労働省 インフルエンザワクチン(季節性)、新型コロナワクチンQ&A、医療情報ネット、みね内科クリニック



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