「イルカの列車」として親しまれてきたJR西日本の特急「オーシャンアロー車両」が、2026年7月31日にデビュー30周年を迎えました。
これを記念して、JR西日本では新宮駅をはじめとする和歌山エリアの駅や車内で、お出迎え・お見送り、記念ノベルティの配布、懐かしの車内チャイムの復活など、30周年を祝うさまざまな企画を実施しています。
新宮市民にとっても大阪方面への通勤・通学や旅行、帰省などで利用する機会が多い特急だけに、節目の年を彩る取り組みに注目が集まっています。
オーシャンアローとは
オーシャンアローは、1996年7月31日にデビューした特急車両です。
太平洋を泳ぐイルカをイメージした流線形の先頭車両と、鮮やかなオーシャングリーンの車体が特徴で、先頭のグリーン車は大きな窓から紀伊半島の景色を楽しめるパノラマ仕様となっています。
現在は特急「くろしお」として新大阪駅〜新宮駅間を運行していますが、デビュー当初は列車名も「オーシャンアロー」でした。2012年3月のダイヤ改正で列車名が「くろしお」に統一された後も、オーシャンアロー車両として紀勢本線を走り続けています。
30周年を記念した主な企画
30周年を記念し、JR西日本では駅や車内でさまざまなおもてなし企画を実施しています。
- 新宮駅などで駅社員によるお出迎え・お見送り
- 串本駅〜新宮駅間の車内で記念ノベルティを配布
- 懐かしの「オーシャンチャイム」を期間限定で復活
- 車掌・乗務員による30周年記念ワッペンの着用
- 白浜駅で30年の歩みを紹介するミニフォトギャラリー開催
- 30周年記念SNSキャンペーンの実施
30周年ならではの企画が数多く用意され、沿線全体で節目を盛り上げています。
新宮駅でも30周年をお祝い
30周年当日の7月31日には、特急「くろしお5号」の運行に合わせ、新宮駅をはじめ和歌山エリアの一部停車駅で駅社員によるお出迎え・お見送りが行われました。
新宮駅はくろしお5号の終着駅となるため、30周年を迎えたオーシャンアローを温かく迎える節目のイベントとなりました。
また、串本駅〜新宮駅間では、くろしお5号の車内で30周年記念ノベルティも配布されました。
配布されたノベルティはJR西日本和歌山支社オリジナルの非売品で、この日だけの特別な記念品として乗客へプレゼントされました。
紀伊田辺駅でも記念イベントを開催
紀伊田辺駅でも30周年を祝うイベントが開催され、特急くろしお14号・30号の利用者に、うちわやクリアファイルなどの記念品が配られました。
駅員が30周年の横断幕を掲げて列車を見送り、30周年を記念して訪れた鉄道ファンや利用者で賑わうなど、沿線全体で節目を祝う一日となりました。
子ども向けイベントも実施
30周年当日は、家族で楽しめるイベントも開催されました。
御坊駅では、小学生以下を対象にオーシャンアローをモチーフにしたオリジナル缶バッジ作りを実施。
和歌山駅では、子ども制服の着用体験や縁日などが行われ、多くの家族連れで賑わいました。
懐かしの「オーシャンチャイム」が期間限定で復活
30周年を記念し、運行開始当初に使用されていた「オーシャンチャイム」が期間限定で復活しています。
実施期間
2026年7月31日(金)〜10月31日(土)
対象は、きのくに線を運行するオーシャンアロー車両です。
車内では紀南エリアの観光PR放送も実施されており、昔から利用している方には懐かしく、初めて乗車する方には新鮮に感じられる演出となっています。
白浜駅では30年の歩みを紹介
白浜駅1番のりばでは、オーシャンアロー車両の30年を振り返るミニフォトギャラリーを開催しています。
開催期間:2026年7月31日(金)〜8月31日(月)予定
歴代の写真を通して、30年間の歩みを振り返ることができます。観覧には乗車券または入場券が必要です。
30周年記念ロゴにも注目
期間中は、特急くろしおの乗務員が30周年記念デザインの名札ワッペンを着用しています。
着用期間は2027年3月31日までを予定しており、節目の年ならではのおもてなしとして乗客を迎えています。
また、30周年記念ロゴは和歌山駅の社員がデザインしたものです。鉄道を支える現場の社員が手がけたロゴには、30周年への感謝と地域への思いが込められています。
30周年だけのオーシャンアローを楽しもう
オーシャンアローは30年にわたり、新宮と大阪方面を結ぶ特急として、多くの人の通勤・通学や旅行、帰省を支えてきました。
今年は復刻したオーシャンチャイムや記念ワッペン、白浜駅での写真展示など、30周年ならではの特別な企画が各地で実施されています。
夏休みに特急くろしおを利用する予定がある方は、普段とは少し違う30周年のおもてなしにも注目しながら、オーシャンアローの節目の年を楽しんでみてはいかがでしょうか。



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